僕がはじめて買うことができたパーソナルコンピュータがIBM JXだった。 あれは、確かJX発売の翌年、1985年の夏だったと記憶している。 IBM PC Jrの日本版のこのPCは、日本IBMにとって商業的には大失敗であったが、僕らには電子工作向きで楽しくてしようがなかった。わずか10MB(メガですよ)の純正ハードディスクが34万円もした。 それなら自分で繋いでしまえと、SPCカードを自作してくっつけたのが540MBのハードディスクである。この外付けハードディスクの価格は約10万円と高いが純正の34万円に比べれば安かった。
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